「個別指導」の限界を打ち破るAGメソッド(3/3)
H17.03.25(金曜日)
B「わかったかどうか自己チェックしたい」という要求に対して…
学習目標の提示
「わかったかどうか」をチェックする前提として,何がわかればいいのかという学習目標の提示がなされている必要があります。
ふつう,問題集や参考書の問題には,その問題を学習することでどんな知識を習得するのか,という学習の目標が提示されることはまずありません。
だから,生徒は,何となく問題を解き,できれば喜び,できなければ解き方を覚える,そんな学習スタイルになってしまい,何を習得したのかを考えることはありません。

AGメソッドでは,学習に先立ち,この学習目標を詳細に提示します。
単元ごとに示される「学習計画書」のことです。
計算にしろ,文章題にしろ,具体的にどんな知識・技術を習得するのかを提示してあり,生徒は学習のあらゆるステップでこの「学習計画書」を見ることを要求されます。

例えば,教材はこの「学習計画書」からダウンロードします。常に,単元全体の目標の構造を見ながら,今自分はどの部分を学習しようとしているのかを確認して学習を始めることになります。

また,学習が終了した段階で,センターに学習結果を報告します。ここでは,今自分が学習したのはどんな内容で,全体の中のどの部分で,自分はどれだけ分かったかを確認することになります。

だから,AGメソッドで学習するならば,学習の全ステップで,生徒は,学習目標を具体的におさえ続けます。そして,それに対する自分の到達度を常に意識し続けます。
だから,何が分からないかを具体的に指導者なしに理解できるし,また,だからこれから何を学習すればいいのかを具体的に理解できるのです。

学習記録
この生徒の到達点の自己点検に具体的データを付与するのが「学習記録」です。
生徒は,パスワードを入力するだけで24時間,いつでもインターネットから自分の「学習記録」を閲覧できます。

ここでは,次の情報を入手できます。
(1) 単元の個々の具体的な学習内容の理解度(A,B,C評価)
(2) 単元全体としての学習進度の割合(どれだけ学習を終えたか)
  A,B,C評価のそれぞれの割合(どのような分かり方か)
  未習項目の割合(まだ,どれだけ学習していないか)
(3) 学習目標への到達度の変遷
  (理解できなかった内容をどのようなペースで回復したか)

いずれも,円グラフや折れ線グラフを使ったデータ表示がありますので視覚的に自分の学力の到達度や変化を把握することができます。
だから,何が足りないか,これから何を学習すればよいのかなど,自分の今後の学習課題を明確に理解することができます。

「学習記録」は生徒だけではなく,パスワードをもっている指導者や保護者もインターネット上で閲覧することができます。
この「学習記録」を見ることで,生徒の学習プロセスを細かくみることができます。
学習の進度,到達度,復習のようす等々,生徒がどのように目標をめざして努力しているかをデータやグラフを見ることでチェックすることができます。

だから,指導者・保護者は直接生徒を指導はしなくとも,生徒に対して学習のアドバイスを与えることもできます。
                      
以上紹介しましたように,AGメソッドは学習のあらゆるプロセスを完全に「自立化」させるシステムなのです。
「可能な限り」ではなく,すべての学習場面で生徒自身が自分で自分の学習を管理し,運営し,実践できるシステムとして設計されたのがAGシステムなのです。

これ以上の「個別指導」は不可能ともいえます。
このAGメソッドに,さらに「いいプロセス」を提案できるのは,生徒の日々の実践のみです。
だから,会員の皆様には,教育のあらゆる場面で,AGメソッドを実践され,実践からのすばらしい教訓を提案してくださることをお願いするものです。

(この項,おしまい)

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