「個別指導」の限界を打ち破るAGメソッド(2/3)
H17.03.18(金曜日)
従来の個別指導に対案を提起することで,父母・生徒の個別指導への信頼を回復することができます。

@「自分の思考ペースで教えてほしい」という要求に対して…
 間違えてはいけないことは,生徒の考えるスピードに合わせてゆっくりと教えることが,この要求を満たすことになるわけではない,ということです。
 思考が遅い生徒には,その思考方法に欠陥があります。たとえば,方程式の計算で分母を払わず最後まで分数のままで計算したり,驚くことに連立方程式を分数のままで計算したり。あるいは,等式変形における移項や分配法則の浅い理解等々。
 こうした生徒の思考プロセスを分析し,その欠陥を指摘すると同時に,それを矯正するプログラムを生徒の思考に組み入れなければなりません。
 AGメソッドにおける思考制御コメント(細かい文字で,1つ1つの計算プロセスを説明している部分=青色)がこの生徒の思考プロセスの欠陥を矯正するのに役立ちます。
                  
 これは,教師は不要です。生徒自身が自分の納得いくまで,そのプロセスを理解しつつ頭の中に内化していきます。何時間かかっても先生や他の生徒に迷惑がかかるわけではないから,生徒は安心して学習を進めていけます。
                   
A「納得いくまで繰り返し教えてほしい」という要求に対して…
 「納得」とは分からせることではなく,生徒自身が分かっていくプロセスです。教え込まないこと。学びとらせること。こうすることで,生徒は「納得」するのです。
 では,どうする?

 生徒自身が学び取れるツールを生徒に与えてあげることです。
 一番役に立たないのが数学の参考書です。
 恣意的な問題の選択,解法の配列の無秩序,解法プロセスの省略。等々。
 アルゴリズムとはいかないまでも,かなり具体的に解法の手順を書いた資料を提示してあげる必要があります。それをなぞらせることによって,生徒は先生の指導なくして,問題の解法を習得することができます。

 AGメソッドにおけるEファイルの「解法の技術」とGファイルを使った演習がこの役割を果たします。
 解法の型は,プリントの上段に大分類,中分類,小分類というように構造的に提示してあります。また,個々の問題についても,何を学ぶのか,演習の目的が《 》の中に提示してあります。
 これらの情報を常に見ながら生徒は,自分は何を勉強しているのかについて構造的に把握し,学習分野での自分の位置を常に確認しながら学習を進めていきます。
 つまり,何がわかったのか,何が分からないのかを自分自身で確認しながら学習を進めるわけです。「納得」しながら学習を進めることになります。

 「分かったか」などという愚問を発しないこと,結論に至る思考のプロセスを書けること=分かったこと,という客観的な検証基準にてらして,生徒が理解したかどうかをチェックすること。AGメソッドは,教材自信がこのような指導プロセスを内蔵しているのです。
 指導者は,生徒の書いた答案と,Gファイルの模範プロセスを照合することで,生徒の思考上の欠陥を見つけ出すことができます。
 その矯正は,生徒自身にやらせます。決して指導者がプロセスを押しつけてはいけません。理解できていないプロセスは,生徒の頭の中には入りません。
 生徒が悪い場合もあるし,プロセスに問題がある場合もあります。
 悪いプロセスはその日のうちに改訂します。
 インターネットのすごさです。
 経験が瞬時に,全会員のものとなります。
 集団として,指導力がアップしていきます。
 他のどのIT教材にないダイナミックな指導システムがAGメソッドといえます。

(この項,つづく)

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